読書の森

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フローレンス駒崎弘樹さんのおすすめ本7選。NPO志望の学生だけでなく起業・ビジネスに関心がある人は読んだほうがいい。

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こんにちは、本貴典(ほんたかのり)@dokusho_moriです。


昨日読んだ、認定NPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹さんの本『働き方革命  ――あなたが今日から日本を変える方法』が面白すぎました。

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

2009年に出版された本ですが、当時はブラック企業問題などが話題になり始めた頃。
自身の経営するNPOを働きやすい職場に変えていったノウハウもしっかりと記載されており面白く、自分自身の働き方自体も考えさせられました。

駒崎さんは、病児保育のNPOを経営されている方で、NPO関係ではかなり有名です。(たまにtwitterが炎上しているところもみかけます。笑)
これまでの病児保育ではなかった「非施設型(訪問型)」「共済型」のビジネスモデルがうまくいき、その規模や売上などにおいてかなりの成功を収めました。
詳しくは著書「『社会を変える』を仕事にする:社会起業家という生き方」などをご参照ください。

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)


駒崎さんの本、他にも何冊か読みましたが面白いのが巻末の参考書籍。
働き方ソーシャルビジネスだけでなく、IT起業や長年のNPO経営の経験からかビジネス関係の本も多く紹介されています。

  • ニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にノミネート
  • 「ハーバードビジネススクール クラブオブジャパン アントレプレナーオブザイヤー2008」にノミネート
  • ニューズウイーク日本版 「日本を救う中小企業100」に選出
  • ハーバード・ビジネス・レビュー「未来をつくる U40経営者20人」に選出
  • 「ロレアル・ユネスコ女性科学者 日本特別賞」受賞

など数々のビジネス関係の賞を受賞している駒崎さん。


そんな駒崎さんの血肉となっている本とはどんなものなのでしょうか?

今回は、駒崎さんの書籍に「参考書籍」として紹介されているものを中心にご紹介します。
NPO志望の学生さんだけでなく、起業やビジネスに関心がある方も必読です。

働き方」関連

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

仕事を「スマート化」するために、大事な「仕事の仕組み化」を具体例とともに紹介。
この本を読み、「作業系」の仕事を減らし、「考える系」の仕事にかける時間を増やしていきたいと思いました。


社会起業家

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える

世界中の「チェンジメーカー」と呼ばれる社会起業家を紹介している本。
個人的には、小児病院に笑いと希望を運ぶピエロたち「ソッコルソ・クラウン」には衝撃を受けました。


ソーシャル・アントレプレナーシップ―想いが社会を変える

ソーシャル・アントレプレナーシップ―想いが社会を変える

日本のソーシャルビジネスを中心に事例を紹介。
第八章 ソーシャルアントレプレナーへのステップ では、理論中心に整理されています。

キャリア

キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか? (ソフトバンク文庫)

キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか? (ソフトバンク文庫)

会社がこの先どうなるかわからない時代に、自分のキャリアをどう作っていくかを解説した本。
キャリアを切り開いていきたい方におすすめ。

ソーシャルベンチャーの実務・経営系

非営利組織の経営―原理と実践

非営利組織の経営―原理と実践

「マネジメント」で有名なドラッカー先生の本。
NPO経営者に聞くと必ずと言っていいほど、この本は読んだ、というほど鉄板中の鉄板。


はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

ビジネスを行っていく上で情熱や行動力があるのはもちろんいいことですが、それだけではそのうちガス欠してしまいます。
事業を回していく上での「仕組み化」についての解説本。スモールビジネスから組織へと移るステージには必ず読んでおきたい本。


一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト

一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト

商品やサービスをいくらで売るのかがよいのか。安すぎても高すぎても商品は売ることはできません。
値段をどうやって決めるのか、超具体的なノウハウが書かれています。

まとめ

以上、フローレンス駒崎さんのおすすめ本をご紹介しました。

駒崎さんの書いた本は、語り口もやわらかく、ストーリー超になっていることも多いため、非常にわかりやすく短時間で読むことができます。
全体像を理解したところで、もっと詳しい理論を体に染み込ませたい人は、参考書籍まで読むことをおすすめします。

全部読むのは難しいかもしれませんが、参考書籍までしっかり読むと、本への理解度が深まり、内容を自分の血肉にできることでしょう。

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