「怒りそうになったらおっぱいのことを考えたらいい」という新しいアンガーマネジメント
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こんにちは、本貴典(ほんたかのり)@dokusho_mori です。
仕事で人との関わりが多いほど、ついついイラッと来てしまうことは多いのではないでしょうか。
ぼくも仕事相手に期待していたことが裏切られてしまったときなど、ついついカッとなって、感情のままに相手と向き合ってしまうこともあります。
昨今、「アンガーマネジメント」が話題になっているように、怒りの感情とどう向き合うかは、ビジネスマンにとっても非常に重要ではないかと思います。
アンガーマネジメントとは?
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
当初は犯罪者のための矯正プログラムなどとして活用されていましたが、時代の変遷とともに一般化されていきました。
(引用:日本アンガーマネジメント協会ウェブサイトより https://www.angermanagement.co.jp/about )
今回、森見登美彦著の小説『ペンギン・ハイウェイ』を読んで、怒りの感情を向き合うには「おっぱい」のことを考えたらよいのでは、という新たな気づきを得られたのでご紹介します。
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ペンギン・ハイウェイのあらすじ
小学4年生のアオヤマ君の住む街で、ある日突然、ペンギンの群れが出現する怪事が起こり始めた。ペンギンの正体と彼らの目指す先についての研究「ペンギン・ハイウェイ研究」を始めたアオヤマ君は、顔なじみの歯科医院のお姉さんがペンギンを出現させる瞬間を目撃する。だが、なぜペンギンを出せるのかは、お姉さん自身にも分かっていなかった。
ペンギンの出現法則を解明しようとお姉さんと実験する一方、アオヤマ君は友人のウチダ君、同じクラスのハマモトさんとの3人で、ハマモトさんが発見した森の奥の草原に浮かぶ謎の球体〈海〉についての共同研究を始める。やがてアオヤマ君は、〈海〉とペンギンとお姉さんの奇妙な関連性に気づく。
(引用:wikipediaより)
小学4年生のアオヤマ君が街で起こる不思議な現象を研究するお話。
友人のウチダ君やハマモトさんとの共同研究を進めていく中での人間関係や、アオヤマ君からお姉さんへの淡い思い、クラスメートでいじめっ子のスズキ君の登場など、それぞれの人物や人間関係も非常に魅力的に描かれている作品です。
映画化もされています。
www.youtube.com
怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといい
さて、表題の「怒りそうになったらおっぱいのことを考えたらいい」についてです。
作中で、アオヤマ君はクラスメートのスズキ君に研究の邪魔をされるなどひどいことをされてしまいます。
その翌日、アオヤマ君は友達のウチダ君に対して、前日にスズキ君にどんなことをされたのか話をするシーンがあります。
「ひどいことをするなあ!本当に!」
「でもノートはコピーを作ったから安心だ。探検地図はまた描き直せばいい。スズキ君から取り返すよりも、新しく作ったほうが効率的だと思うんだ」
「アオヤマ君はスズキ君にも怒らないんだね」
「怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ。」
僕は、このささいなやりとりを見て、これはまさに人生の真理なのではないかと思いました。
そうです、怒りとおっぱいの関係性です。
ここで言われているのは、
- 日常的にカッとなってしまったときにすぐに怒りの感情を表してしまうのではなく、一回「おっぱい」のことを考える。
ということ。
たしかにそうすると、怒りどころではないと思うんですよね。
怒りの感情と「おっぱい」の両立することはできません。
アンガーマネジメントでは、
「怒りのピークは長くて6秒」です。激高するような怒りでも、6秒をやり過ごせば怒りに任せて衝動的に行動しにくくなります。
といわれています。
style.nikkei.com
ただ、経験上6秒間をどうやり過ごすか冷静になるのかが案外難しいように感じます。
6秒間をやり過ごすために何をするか。
そこで「おっぱい」です。
その6秒間の間に
「おっぱい」のことを考える
ということを習慣化することができれば、
怒りの感情をやり過ごすことができるのではないかと考えたのです。
まとめ
森見登美彦著の小説『ペンギン・ハイウェイ』からヒントを得て、
「怒りそうになったらおっぱいのことを考える」という新しいアンガーマネジメントのご紹介をしました。
- 怒ったらまず6秒待ってみる。
- その6秒間に「おっぱい」のことを考える
それだけです。
怒りの感情が生まれてしまったとき、ぜひ使ってみてください。
ウチダ君はあきれたみたいに言った。
「アオヤマ君はおっぱいが好きすぎるね。」
「ぼくは好きなんじゃないよ。おっぱいを研究しているだけだよ。」
そうなんです、僕も「おっぱい」を研究しているだけなのです。
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